メンテナンス morso1630CB

メンテナンスに行って来ました。
一人暮らしのおばあちゃんが残念なことに昨年亡くなられてその家をお孫さんが譲り受け、永年放置されていた薪ストーブを整備して欲しいという依頼でした。
依頼主がお留守の間 鍵をお借りしての作業です。

まず状態をチェックして驚愕したのが炉内に鳥の亡骸がゴロゴロと・・・
本体自体もかなり傷んでいる様子です。

本体外装 錆がひどくエアー調整用のダイヤルも手では回せない状態です。

トッププレートも画像で見る以上に傷んでいます。

燃えきれなかった薪がそのまま形を残し、よく見るとバッフルプレートがおっこちています。
1600シリーズあるあるです。

アッシュリップ 錆がひどいです。

ガラスも煤がすごいですが熱による曇りはないようです。

心が折れそうになるのを必死に堪えて一つ一つケアしていきます。
気になったのが本体全体の異常な錆。
それは屋根上に登って原因が発覚しました。
瓦屋根用鉛フラッシングが経年劣化で破れてしまっていました。
でもそこまでの補修費用を見積もっていませんでしたので応急処置で対処しました。

ガラスを磨き、本体の錆びを削り落とし、ファイバーロープを張り替え、再塗装・・・・
幸いなことに炉内のパーツ類に歪み等 破損がありませんでしたので作業は順調に進みました。

通常約2時間のメンテナンス作業ですが4時間かかり整備が終わる頃にはすっかり日も落ちてました。
でも、苦労の甲斐あって自分的にはかなり綺麗に復旧できたと思っています。

アフター画像

なんとかここまで整備して終わりにしました。
後日お取り扱い説明にお伺いする予定です。

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メンテナンス JOTUL F500

新型コロナウィルスの影響でスタートが遅くなりましたがメンテナンスシーズンになりました。
今回はJOTUL F500 F様邸です。

F様は毎年とても綺麗に使われていてメンテナンスがしやすいです。

まずは天板を外し、各部のチェック・清掃・整備をしていきます。

F500のバッフルはバーミキュライト製のプレートと、ものすごく脆い石綿のブランケットで構成されています。
ブランケットは本当に脆いので上にたまった灰は細心の注意をはらって取り除きます。

バーミキュライト製プレートは取り外して清掃します。

エアーディストリビューターもきれいに清掃します。

天板裏についたススをきれいに取り除きます。

本体の外装・内部を点検・清掃しポリッシュを塗り込んでおき次は煙突掃除です。
屋根上にあがり煙突トップを回収し清掃します。
少し塗装も剥げていたので再塗装します。
煙突ブラシを通して内部のススを落としていきます。

炉内の状態を見てある程度予想はしていましたがススはかなり少なくお茶碗3分の1弱ほどでした。

煙突掃除が終わったら本体を磨きながら元の状態に組み込んでいきます。
予めポリッシュを塗り込んでおきましたので十分に乾いています。

ガラスもきれいに磨きます。

磨き上げて艶が出て男前になりました。

via PressSync

メンテナンス SCAN CI−1GS

メンテナンス 
本体はSCAN CI−1GS CB 通称みにくいアヒルの子です。
現在は廃盤となっている機種ですが個人的にもとても好きなストーブです。

本体
10年以上使っていただいてますが大事にされているようでとても綺麗です。


 
トップ
お湯を沸かしたりもしているようですがサビもなく綺麗です。

ガラス
曇りもなく綺麗です。

炉内
燃焼状態が良いようで昨シーズンの灰がふわふわのまま残ってました。

メンテナンス後

全体に綺麗で手をかける必要があるのか?という状態でしたがいつも通り点検・清掃します。
本体はポリッシュで ガラスはクリーナーで磨き
炉内は分解・清掃 各部のチェック。




炉内の綺麗さに反して煙突内のススは結構多めでした。
外に積んである薪の含水率を確認しましたがどれもとても乾燥していました。
ただ、昨シーズンの薪はかなり年数が経っているものだったらしくスカスカだったようです。
早く燃え尽きてしまうので空気を絞りすぎたようです。

このお宅はカントリー調の建物で炉台・炉壁がアンティーク調レンガで作られていて、それがCI−1GSにかわいくマッチしておりとても良い雰囲気です。

via PressSync